好きな人ができた。
毎日がキラキラして、仕事も育児も、前よりずっと頑張れる。
彼との何気ないLINEのやり取りに、胸がときめいて…。
そう思えた矢先に、ふと、大きな壁が目の前に現れる。
「いつ言おう…」
「なんて言えばいいんだろう…」
「もし、この幸せが全部、壊れちゃったら…?」
そう、バツイチで、子どもがいることを、彼に伝えるタイミング。
考えれば考えるほど、怖くなって、胸がぎゅーっと締め付けられる。
その気持ち、痛いほどわかります。
こんにちは!
はじめまして、つむぎと申します。
38歳、中学1年の息子と小学4年の娘を持つ、私も「バツイチ子持ち」でした。
5年間のシングルマザー生活を経て、3年前に、同じく子持ちの今の夫と再婚し、今は5人家族で賑やかな毎日を送っています。
でも、そんな私も、今の夫と出会った頃は、あなたと全く同じ不安で押しつぶされそうでした。
この記事では、私の人生で一番緊張したと言っても過言ではない、彼へのカミングアウトの日の全貌と、私の不安をすべて吹き飛ばしてくれた、彼の奇跡のような「神対応」について、私の体験をありのままにお話しさせてください。
この記事を読み終える頃には、あなたの胸の中にある「不安」が、明日への一歩を踏み出す「温かい勇気」に変わっていることを、心から願っています。
バツイチ子持ちのカミングアウトは一大決心!私が伝えたタイミングとセリフ全公開

好きな男性に「私、バツイチで子どもがいるんです」とカミングアウトすること。
それは、もう一度幸せになりたいと願う私たちにとって、避けては通れない、とてつもなく高いハードルですよね。
スマホのトーク履歴を何度も見返しては、彼の優しい言葉に「この人なら、わかってくれるかも…」と期待したり。
でも、次の瞬間には「いや、やっぱり迷惑だよね…」と、急に怖くなったり。
頭の中で何度もシミュレーションしては、彼の困った顔を想像して、ひとり落ち込んだり…。
でも、大丈夫。
誠実な関係を築くためには、これは絶対に必要で、そして何より「本物のパートナー」を見つけるための、最初の扉なんです。
まずは、私のドキドキハラハラの体験談を、一緒に追体験していただけませんか?
彼の負担になりたくない…伝えるタイミングに悩み抜いた日々
今の夫と出会ったのは、マッチングアプリでした。
5年間、正社員の歯科衛生士として、文字通り馬車馬のように働いて、二人の子どもを育ててきました。
平日は朝から晩まで仕事と育児に追われ、休日は溜まった家事と子どもの相手で一日が終わる。
恋愛なんて、私にはもう関係ない世界だって、本気で思っていました。
子どもたちの寝顔を見ながら、「ママが絶対に幸せにするからね」って誓う毎日。
でも、ふと夜中に一人で目が覚めた時、どうしようもない孤独感に襲われて、声を殺して泣いたことも一度や二度ではありません。
「この先、ずっと一人なのかな…」って。
そんな時、友人から「試しにやってみなよ!」と強く勧められて、半信半疑で登録したのが、今の夫と出会ったアプリでした。
もちろん、プロフィールには正直に書きました。
「離婚歴あり」「子どもがいます」って。
それを知った上で「いいね」をくれたのが、彼だったんです。
メッセージのやり取りは、本当に楽しかった。
私の仕事や子育ての愚痴も、彼は嫌な顔一つせず、「いつも頑張ってるんだね。本当にすごいよ」って、優しく聞いてくれました。
でも、いざ「今度、お会いしませんか?」と言われた時、私の心にブレーキがかかったんです。
- プロフィールには書いたけど、彼は本気で受け止めてるのかな?
- 実際に会って、もっと好きになったら、今より辛くなるだけじゃない?
- 彼は初婚かもしれない。子持ちの私と付き合うなんて、彼の人生の負担になるだけだ。
- そもそも、私なんかが恋愛にうつつを抜かしていいの…?
私は、傷つくのが怖かった。
そして、それ以上に、彼を私の人生に巻き込んで、彼を傷つけてしまうのが怖かったんです。
だから、初めて会う約束をする前に、もう一度、ちゃんと私の口から伝えようって決めました。
タイミングは、早ければ早いほどいい。
お互いの気持ちが、まだ「友達以上、恋人未満」の、引き返せるうちに。
もしダメでも、傷が浅いうちに。
そう覚悟を決めたんです。
何て言えばいいの?重くならずに「本当のこと」を伝える魔法の言葉
覚悟は決めたものの、問題は「どう伝えるか」です。
LINEでいきなり長文を送ったら、重すぎて引かれちゃうかも…。
かといって、電話で話すのも、彼の時間を奪うようで申し訳ない…。
悩み抜いた末、私はLINEで「少しだけ、大事な話をしてもいいかな?」と、まず彼の都合を伺うことにしました。
彼から「もちろん、どうしたの?」と返事が来たのを確認して、私は、スマホを握りしめながら、一文字一文字、言葉を紡ぎました。
「ありがとう。
改めて、ちゃんと伝えておきたくて。
プロフィールにも書いたんだけど、私には、離婚した元夫との間に、息子と娘がいます。
二人の子どもの親権は私が持っていて、今は3人で暮らしています。
毎日、本当にドタバタで、自分の時間なんてほとんどないし、普通の恋愛ができるような状況じゃないかもしれない。
〇〇さん(彼の名前)と話している時間はすごく楽しいんだけど、このことを伝えたら、あなたの負担になっちゃうかなって。
もし、こういう状況が難しいと思ったら、正直に言ってくれて大丈夫だからね。
隠したままお会いするのは、誠実じゃないと思ったから、先に伝えたくて。
長くなっちゃってごめんね。」
私が意識したのは、3つのポイントでした。
- 事実を正直に伝える
子どもが二人いること、親権は自分にあること。曖昧にせず、ハッキリと伝えました。 - 現状と向き合う姿勢を見せる
「普通の恋愛は難しいかも」と、自分の状況を客観的に伝えることで、「大変さをわかった上で、それでもあなたと向き合いたい」という真剣な気持ちを示しました。 - 相手を尊重し、逃げ道を作る
「負担になるなら正直に言ってね」と、相手に選択権を委ねる言葉を添えることで、彼の優しさに付け込むのではなく、彼の人生を尊重している姿勢を伝えました。
「誠実でありたい」という、ただその一心でした。
もし引かれたら…?最悪のシナリオに怯えていた私の本音
LINEを送信した後の、あの数分間は、本当に地獄のような時間でした。
スマホの画面には「既読」の文字。
心臓が、ドクンドクンと耳の奥で鳴り響いて、息がうまくできませんでした。
(ああ、やっぱり重かったかな…)
(なんて返信しようか、困ってるんだろうな…)
(「そうですか、大変ですね。頑張ってください」みたいな、当たり障りのない返事が来て、静かにフェードアウトしていくパターンかな…)
最悪のシナリオばかりが、頭の中をぐるぐると駆け巡ります。
少しだけ芽生え始めていた、淡い期待。
「この人となら、もしかしたら…」
その光が、今、目の前で消えてしまうかもしれない。
そう思うと、涙が滲んできました。
でも、私は同時にこうも思っていました。
ここで受け止めてくれない人とは、この先には進めない、と。
私にとって、子どもたちの存在は、何にも代えがたい宝物です。
その宝物を、最初から受け入れる覚悟のない人と、幸せな未来を築けるはずがない。
だから、これは「お断りされるためのテスト」じゃない。
「本物の運命の人かどうかを見極めるための、最初の儀式」なんだ。
怖かったけど、私の本音はそこにありました。
そして、その儀式の結果は、私の想像をはるかに超える、奇跡のような形で訪れたのです。
男性へのカミングアウトでわかる!彼の「本気度」と誠実な男性の神対応

そして、ついに訪れた運命の瞬間。
彼に私の全てをさらけ出した、あのカミングアウトの後。
私の不安をすべて吹き飛ばしてくれた、彼の男性としての、そして一人の人間としての誠実さが、そこにありました。
彼の返事を待つ、息もできないような、永遠とも思える時間…。
でも、彼の口から発せられた第一声を聞いた瞬間、私の目からは、不安の涙とは違う、温かい涙が溢れ出てきたんです。
誠実な男性は、私たちの想像をはるかに超える優しさと器の大きさを見せてくれます。
カミングアウトの瞬間、彼の反応から何が見えるのか、一緒に見ていきましょう。
これが誠実な男性の証!彼の心を動かした「神対応」のすべて
数分後、スマホが震えました。
彼からの返信でした。
恐る恐る、画面を開いた私の目に飛び込んできたのは、こんな言葉でした。
「つむぎちゃん、正直に話してくれて、本当にありがとう。
すごく、勇気がいったよね。
まず、最初に言わせてほしいんだけど、負担だなんて、1ミリも思ってないからね。
むしろ、そんな大事なことを、会う前にちゃんと話してくれたこと、すごく誠実な人だなって、もっと好きになりました。
実は、俺も話さなきゃって思ってたことがあるんだ。
俺も、バツイチで、小学5年生の娘がいます。
親権は俺が持っていて、今は二人暮らし。
だから、つむぎちゃんがどれだけ毎日大変か、少しはわかるつもりです。
一人で二人も育ててるなんて、本当に尊敬します。
もし、つむぎちゃんがよかったら、今度はお互いの子どもの話とかも、してみたいな。
会う約束、もちろん、楽しみにしてます。」
…どう思いますか?
私は、この文章を何度も何度も読み返して、声を上げて泣きました。
不安や恐怖が、一瞬で安堵と喜びに変わった瞬間でした。
彼のこの返信には、誠実な男性の「神対応」のすべてが詰まっています。
- まず、感謝を伝えてくれる
「話してくれてありがとう」と、こちらの勇気を最初に認めてくれる。 - 絶対に、否定しない
「大変だね」と同情するのではなく、「負担じゃない」と、こちらの不安を真っ直ぐに否定してくれる。 - 自分のことも、正直に話してくれる
こちらのカミングアウトをキッカケに、自分のこともさらけ出してくれる。これは、最高の信頼の証です。 - 労いと尊敬の言葉をくれる
私たちの頑張りを、心から「すごい」と褒め、尊敬してくれる。 - 未来の話をしてくれる
「子どもの話をしたい」「会うのが楽しみ」と、関係を終わらせるのではなく、むしろ先に進めたいという意思表示をしてくれる。
もし、あなたの好きな人が、一つでもこれに当てはまる対応をしてくれたなら。
その人は、きっとあなたのことも、あなたの大切なお子さんのことも、真剣に考えてくれる、誠実な人です。
その手を、絶対に離さないでくださいね。
もし反応が微妙だったら…?あなたの価値は1ミリも変わらない!
…と、ここまで私のハッピーエンドな体験談をお話ししてきましたが、もちろん、すべての男性がこんな神対応をしてくれるわけではない、という現実も、私は知っています。
もしかしたら、
「そうなんだ。大変だね。」と、一言で終わってしまうかもしれない。
既読スルーされて、そのまま連絡が途絶えてしまうかもしれない。
「子どもがいる人とは、考えられないんだ。ごめん。」と、ハッキリ断られてしまうかもしれない。
もし、そんな悲しい反応が返ってきたら…。
きっと、すごく傷つくと思います。
「ああ、やっぱり私なんてダメなんだ」って、自分を責めてしまうかもしれません。
でも、絶対に、絶対に、そんな風に思わないでください。
あなたのカミングアウトを受け止めきれなかったのは、彼の器がそこまでだった、というだけのこと。
あなたという人間や、母親としてのあなたの価値が、否定されたわけでは決してありません。
むしろ、早い段階で、あなたとあなたの子どもを幸せにする覚悟のない男性を見分けられた、ということ。
それは、未来の貴重な時間を、無駄にしなくて済んだ、ということなんです。
縁がなかっただけ。
ただ、それだけです。
ハンカチで涙を拭いたら、顔を上げて、また前を向いて歩き出しましょう。
あなたとあなたの子どもを、丸ごと愛してくれる素敵な男性は、必ず、必ずどこかにいますから。
カミングアウトは終わりじゃない!関係を深めるための次のステップ
幸運にも、彼の誠実な対応を引き出せたら、それはゴールではなく、新しい関係のスタートラインです。
ここからは、お互いの理解をさらに深めて、信頼関係をゆっくりと、でも確実に築いていくフェーズに入ります。
私たち夫婦が、カミングアウト後に意識していたことは、こんなことでした。
- 子どもの話を、オープンにする
「今日、息子がこんな面白いことしてて〜」「娘のイヤイヤ期が大変で…」なんて、日常の何気ない子どもの話を、隠さずに話すようにしました。彼も、娘さんの話をたくさんしてくれました。お互いの子育ての価値観を知る、大切な時間でした。 - 会う時間を、無理しない
デートは、子どもを預けられる週末の昼間が中心でした。「夜、会えないのは寂しい」ではなく、「限られた時間だからこそ、大切にしようね」と、お互いの状況を思いやることが、関係を長続きさせる秘訣です。 - 子どもを会わせるのを、焦らない
これが一番大事かもしれません。私たちが子どもたちを会わせたのは、交際から1年近く経ち、お互いに「この人と、未来を一緒に歩んでいきたい」と確信してからでした。子どもたちの心を第一に考える。その姿勢が、結果的に家族の絆を強くしてくれます。
カミングアウトという大きな山を乗り越えた二人だからこそ、もう何も隠すことはありません。
お互いの良いところも、大変なところも、全部さらけ出して、ゆっくりと家族になる準備を進めていってくださいね。
まとめ:バツイチ子持ちの男性へのカミングアウトは、最高のパートナーを見つける魔法

ここまで、バツイチ子持ちの私が、愛する男性へカミングアウトした日の体験談をお話ししてきました。
今、不安で胸がいっぱいのあなたに、最後に伝えたいことがあります。
バツイチ子持ちであるという事実は、決してあなたの「欠点」や「ハンデ」ではありません。
それは、あなたが人生の痛みを乗り越え、誰よりも深い愛情で子どもを育ててきた、誇り高き「勲章」です。
- それは、誠実な男性だけを見分ける魔法。
あなたの背景ごと、丸ごと愛してくれる覚悟のある男性だけが、この先の扉に進むことができます。 - それは、本当の信頼関係を築く魔法。
勇気を出して自分をさらけ出すことで、相手も心を開いてくれ、嘘のない、強い絆が生まれます。 - それは、自分をもっと好きになる魔法。
「こんな私でも、愛される資格があるんだ」と、この経験は、あなたの自己肯定感を、きっと高めてくれます。
どうか、怖がらないでください。
勇気を出して、あなたの言葉で、あなたの誠実さを、彼に伝えてみてください。
その勇気の先に、あなたがずっと探し求めていた、温かくて穏やかな未来が、きっと待っていますから。
この記事が、あなたの背中をそっと押す、小さな追い風になることを、心から願っています。
あなたなら、大丈夫。
絶対に、幸せになれますよ。