はじめまして、つむぎです。
このブログにたどり着いてくださって、本当にありがとうございます。
私は、38歳、中学1年の男の子と小学4年の女の子を育てる、ごく普通のパート主婦です。
そして、3年前。
35歳の時に、同じくバツイチで小学5年の女の子を育てる、同い年の彼と再婚しました。
今、この記事を読んでくださっているあなたは、もしかしたら、こんな風に思っていませんか?
「好きな人ができた。でも、私はバツイチで、子どももいる…」
「私なんかが、もう一度幸せになってもいいのかな…」
「この恋を進めたら、一番大切な子どもを傷つけてしまうかもしれない…」
「周りの目が怖い。きっと、うまくいかないって思われてる…」
痛いほど、その気持ちがわかります。
だって、全部、3年前の私が抱えていた不安そのものだから。
夜になると、どうしようもない不安に押しつぶされそうになって、何度も何度も同じことで悩んでいました。
でもね、今、3人の子どもたちの「ママ」であり、「つむぎさん」であり、そして彼の「つむぎちゃん」になった私が、あなたに伝えたいことがあるんです。
大丈夫。あなたは、もう一度、幸せになっていいんだよ、って。
このブログは、ただの恋愛マニュアルではありません。
私が、5年間のシングルマザー生活と、3年間のステップファミリー生活の中で、
泣いて、笑って、悩んで、ぶつかって…それでも見つけたと信じている、
「後悔しないための、幸せになるための、ほんの少しのコツ」を綴った、あなたへの手紙です。
この記事を読み終える頃には、あなたの心の中にある漠然とした不安が、
「もしかしたら、私にもできるかもしれない」
そんな温かい希望に変わっていることを、心から願っています。
「バツイチ子持ちとの結婚」は甘くない。でも、幸せは確かにあると伝えたい私の物語

「再婚して、幸せそうですてきですね」
ありがたいことに、時々そんな風に言ってもらえることがあります。
もちろん、今の毎日は、本当に幸せです。
でも、正直に言いますね。
「バツイチ子持ちとの結婚」は、決して甘いだけの道のりではありませんでした。
むしろ、想像していたよりもずっと凸凹で、泥臭くて、毎日が試行錯誤の連続です。
でも、その道のりの先には、一人で頑張っていた頃には決して見ることのできなかった、温かい景色が広がっていました。
少し長くなるかもしれませんが、まずは私の話を、聞いてもらえませんか?
「ママ、疲れてるね」子どもに言わせた、あの日の涙の味
離婚して、5年間。
私は、二人の子どもたちを育てるために、がむしゃらに働きました。
歯科衛生士の資格はあったけれど、パートではとてもじゃないけど生活できない。
正社員として、朝から晩まで必死に働いていました。
朝、子どもたちを保育園に送り届け、満員電車に揺られて職場へ向かう。
仕事が終われば、息を切らしながら保育園に駆け込み、夕飯の準備、お風呂、寝かしつけ…。
子どもたちが寝静まった後、シンクに溜まった洗い物を片付けながら、涙がこぼれた夜は一度や二度ではありません。
「私がしっかりしなきゃ」
「この子たちを、絶対に幸せにするんだ」
その一心で、自分に鞭打つ毎日。
心はとっくにすり減って、いつも何かにイライラしていました。
「ママ、あのね、今日保育園でね…」
夕飯の準備をしながら、息子の話を聞き流していた、あの日。
「ねぇ、ママ!聞いてるの!?」
「…ごめん、今忙しいから後で!」
強い口調で、そう言ってしまったんです。
息子は、悲しそうな顔で一言、こう言いました。
「…ママ、なんだか、いつも疲れてるね」
頭をガツンと殴られたような衝撃でした。
子どものために、って頑張ってきたはずなのに。
私は、この子から笑顔を奪っていたんだ。
その夜、声を殺して泣きました。
涙の味は、しょっぱくて、情けなくて、悔しい味がしました。
「もう、私一人の力じゃ限界なのかもしれない」
初めて、そう思った瞬間でした。
マッチングアプリでの奇跡?「僕が、つむぎちゃんと子どもたちを守る」
恋愛なんて、もうこりごり。
ましてや、こんなに忙しい毎日で、誰かと出会う時間なんてあるはずもない。
そう、本気で思っていました。
でも、友人から「試しにやってみなよ」と勧められたのが、マッチングアプリでした。
「どうせ、バツイチ子持ちなんて相手にされないよね…」
半信半疑で、でも、どこかでほんの少しの期待を抱いて、プロフィールに正直に書きました。
「離婚歴があり、二人の子どもと暮らしています」と。
いくつかの「いいね」をもらった中で、一人だけ、とても丁寧なメッセージをくれた男性がいました。
それが、今の夫です。
彼も、同じバツイチで、女の子を一人で育てている、と。
メッセージのやり取りは、驚くほど自然でした。
子育ての悩み、仕事との両立の大変さ、そして、元パートナーへの複雑な気持ち…。
誰にも言えなかった本音を、彼にはなぜか話すことができました。
初めて会った日、公園のベンチで、私は自分のこれまでのこと、そして子どもたちのことを、必死に話しました。
引かれてしまうかもしれない、という怖さと戦いながら。
彼は、私の話を黙って、でも、まっすぐな目で聞いてくれました。
そして、全部話し終えた私に、こう言ってくれたんです。
「大変だったね。一人で、本当によく頑張ったね」
「もし、つむぎちゃんがよかったら、これからは僕が、つむぎちゃんと子どもたちを守るよ」
涙が、止まりませんでした。
「頑張れ」でも「しっかりしろ」でもない。
ただ、私のこれまでの時間を、丸ごと肯定してくれた。
その一言で、私は救われたんです。
これが、私たちの始まりでした。
再婚はゴールじゃない。凸凹だらけの「家族」になるためのスタートライン
彼との結婚が決まり、いよいよ5人での生活が始まる。
幸せの絶頂…と言いたいところですが、現実はそんなに単純ではありませんでした。
再婚は、幸せなゴールテープなんかじゃなくて。
赤の他人だった5人が、本当の「家族」になるための、長い長いマラソンのスタートラインに立った瞬間でした。
一番心配だったのは、やっぱり子どもたちのこと。
私の子どもたちは、彼にすぐになついてくれましたが、問題は彼の娘さんでした。
小学2年生だった彼女にとって、大好きだったパパを取られてしまうような感覚だったのかもしれません。
最初の頃、彼女は私のことを「つむぎさん」と呼び、決して目を合わせようとはしませんでした。
食卓は、なんだかギクシャク。
「ママ、あの子、私のこと嫌いなのかな…」
私の娘が、こっそり耳打ちしてくることもありました。
焦りました。
早く「いいお母さん」にならなきゃ。
早く、みんなが仲良しにならなきゃ。
でも、焦れば焦るほど、空回り。
そんな時、夫が言ってくれたんです。
「つむぎちゃん、焦らなくていいよ。時間かかって当たり前なんだから。僕たちは、世界で一番新しい家族なんだからさ」
その言葉に、ハッとしました。
そうだ、私たちはまだ生まれたての家族なんだ。
完璧なわけ、ないじゃないか。
そこから、私は彼女の「お母さん」になろうとすることを、一度やめました。
まずは、一番近くにいる「お姉さん」みたいな存在になれたらいいな、と。
彼女の好きなアニメの話をしたり、一緒にクッキーを焼いたり。
少しずつ、少しずつ。
3年経った今、彼女はまだ私のことを「つむぎさん」と呼びます。
でも、学校であったことを一番に話してくれるのは、私なんです。
それで、いい。
いや、それが、いい。
それが、私たちの「家族」の形なんだと思っています。
後悔しない「バツイチ子持ちの結婚」のために、今あなたができる3つの心構え

私の長々とした自分語りにお付き合いいただき、ありがとうございました。
何が言いたかったかというと、「バツイチ子持ちの結婚」は、本当にいろんなことがある、ということです。
でも、それを乗り越えた先には、一人では決して味わえなかったであろう、深くて温かい幸せが待っていました。
ここからは、そんな私の経験から学んだ、
これから新しい一歩を踏み出すあなたが、後悔しないために、
そして、あなたとあなたの子どもたちが、心から笑顔になれる未来を手に入れるために、
絶対に大切にしてほしい「3つの心構え」をお伝えします。
これは、私が今も毎日、自分に言い聞かせている、お守りのような言葉たちです。
【心構え1】「子どものため」の呪いを解く。ママの笑顔が、最高のプレゼント
「私が我慢すれば、子どもは幸せでいられる」
「私が恋愛なんてしたら、子どもを不幸にしてしまう」
あなたは今、そんな風に自分を縛り付けていませんか?
それは、一見、子どものことを一番に考えた、素晴らしい母親の姿に見えるかもしれません。
でも、私はあえて言いたい。
それは、「子どものため」という名の、自分自身への「呪い」です。
思い出してください。
私が息子に「ママ、疲れてるね」と言わせてしまった、あの日のことを。
私は、子どものために、と必死でした。
でも、子どもが一番欲しかったのは、お金や物なんかじゃなかった。
ただ、ママに笑っていてほしかった。
ただ、それだけだったんです。
子どもは、ママのことが大好きです。
ママが心から笑っていると、子どもも嬉しくなる。
ママが悲しい顔をしていると、子どもも不安になる。
子どもって、私たちが思っている以上に、敏感に親の心を感じ取っています。
これは私の経験則だけでなく、多くの専門機関も指摘していることです。
例えば、厚生労働省のウェブサイトなどにも、子どもの健全な育成には「保護者の精神的な安定が重要である」という趣旨の記述が見られます。
つまり、あなたが、あなたの人生を幸せに生きることこそが、結果的に子どもを一番幸せにする、ということです。
だから、罪悪感なんて感じなくていいんです。
あなたが誰かを好きになること。
あなたがもう一度、自分の幸せを願うこと。
それは、子どもへの裏切りなんかじゃ、決してありません。
それは、子どもにとって最高のプレゼントである、「ママの笑顔」を取り戻すための、尊い一歩なんです。
まずは、その呪いを、あなた自身が解いてあげてください。
【心構え2】100点満点の母親・妻は目指さない。60点で笑い合う勇気
シングルマザーとして頑張ってきたあなたなら、きっとこう思っているはず。
「私がやらなきゃ、誰がやるの?」
家事も、育児も、仕事も、全部一人で背負ってきた。
だから、何でも自分でやれてしまう。
むしろ、人に頼るのが苦手になっているかもしれません。
その自立心は、あなたの強みです。
でも、新しいパートナーと家族になるということは、その「一人で頑張る癖」を手放す、ということでもあります。
再婚した当初、私はここでも失敗しました。
「新しい家族のために、完璧な妻、完璧な母親にならなきゃ!」
そう思い込んで、以前にも増して家事も育児も頑張ってしまったんです。
結果、またパンク寸前に。
そんな私に、夫は言いました。
「つむぎちゃん、どうして全部一人でやろうとするの?僕、そんなに頼りないかな?」
「100点満点のご飯じゃなくていいんだよ。60点でいいから、一緒に笑って食べる時間の方が、僕は嬉しいよ」
その言葉で、また目が覚めました。
そうか、私はまた一人で戦おうとしていたんだ、と。
完璧を目指さなくていい。
むしろ、不完全なところをお互いに見せ合って、助け合って、笑い合う。
それが「家族」になるということなんだ、と気づきました。
- 夕飯を作るのがしんどい日は、「ごめん、今日はお惣菜でもいい?」って甘えてみる。
- 子どものお迎えを「お願いできる?」って頼んでみる。
- 「疲れたから、ちょっとだけ横にならせて」と、正直に言ってみる。
最初は勇気がいるかもしれません。
でも、あなたが勇気を出して頼れば、彼はきっと喜んで助けてくれるはずです。
だって、彼はあなたを助けたくて、あなたの隣にいるのですから。
100点満点を目指すのをやめたら、心がふわっと軽くなりますよ。
【心構え3】彼を「王子様」にしない。「最高の戦友(チームメイト)」になる覚悟
つらいシングルマザー時代を乗り越えて、素敵な彼が現れた。
「これで、私の苦労も終わり。彼が私と子どもを幸せにしてくれる…」
そんな風に、彼を「自分を救ってくれる王子様」のように感じてしまう気持ち、少しだけわかる気がします。
でも、もし後悔しない結婚をしたいと本気で思うなら、その考えは、今すぐ捨ててください。
バツイチ子持ち同士の結婚は、おとぎ話ではありません。
超えなければいけない、リアルな課題がたくさんあります。
- お金のこと:養育費は?生活費の分担は?お互いの貯金は?
- 子育てのこと:子どもたちの教育方針は?しつけのルールは?
- 元パートナーとのこと:面会交流の頻度は?連絡はどうする?
- 親戚付き合いのこと:お互いの両親との関係は?
これらの現実的な問題から、目をそらしてはいけません。
彼に「なんとかしてもらう」のではありません。
彼とあなたが、対等な立場で、一緒に悩み、一緒に考え、一緒に乗り越えていく。
彼を「王子様」にするのではなく、人生という名の戦場を共に戦い抜く「最高の戦友(チームメイト)」にする覚悟が、あなたには必要です。
結婚する前に、いや、結婚を決める前に、必ずこれらのテーマについて、腹を割って話し合ってください。
時には、意見がぶつかって、気まずくなることもあるかもしれません。
でも、そのプロセスを面倒くさがらずに、二人で乗り越えられたなら。
あなたたちは、どんな困難も乗り越えていける、最強のチームになれるはずです。
もし二人だけで話すのが難しいテーマがあれば、ファイナンシャルプランナーや夫婦カウンセラーのような第三者の専門家を頼るのも、一つの賢い方法だと思います。
【まとめ】幸せになることを、諦めないで。バツイチ子持ちの結婚は、あなたと子どもを笑顔にする未来への扉

ここまで、本当に長い手紙を読んでくださって、ありがとうございました。
最後に、もう一度だけ、伝えさせてください。
あなたは、絶対に、幸せになっていい。
「バツイチだから」「子どもがいるから」なんて、あなたが幸せになることを諦める理由には、なりません。
むしろ、一度傷ついた経験があるからこそ、人の痛みがわかる、優しくて強いあなたがいる。
子どもの存在が、あなたに無償の愛と、生きる意味を教えてくれた。
それは、何にも代えがたい、あなたの宝物です。
もちろん、これから踏み出す道は、簡単なことばかりではないでしょう。
不安で、立ち止まりたくなる日も来るかもしれません。
でも、思い出してください。
1.あなたの笑顔が、子どもの一番の幸せ。
2.100点満点じゃなくていい。不完全さを愛そう。
3.彼と、最強のチームを作ろう。
この3つの心構えが、きっと、暗い夜道であなたの足元を照らす、小さな光になってくれるはずです。
バツイチ子持ちの結婚は、決してハンディキャップなんかじゃありません。
それは、一度目の結婚では気づけなかった、本当の優しさや思いやりを学び、
あなたと、あなたの大切な子どもたちが、もっともっと笑顔になれる未来へと続く、新しい扉なんです。
どうか、幸せになることを、諦めないで。
この記事が、あなたがその扉を開ける、ほんの少しの勇気になれたなら、これ以上嬉しいことはありません。
心から、あなたの幸せを応援しています。