【バツイチ子持ち】「男は最悪」と泣いた私が、最高の夫と出会うまでにした3つのこと

「どうして私ばっかり、こんな目に遭うんだろう…」

「もう男なんて誰も信じられない。みんな最悪だ…」

バツイチ子持ちの私には、もう幸せな恋愛なんて無理なのかな…」

冷たい部屋で一人、膝を抱えて涙を流した夜。

子どもの寝顔を見ながら、「ごめんね、こんなママで…」と胸が張り裂けそうになった朝。

そんな、出口の見えない暗いトンネルの中にいる、かつての私と同じあなたへ。

 

こんにちは!

ライターのつむぎです。

38歳の歯科衛生士(パート)。中学1年生の息子と小学4年生の娘を育てるシングルマザー歴5年を経て、3年前に、小学5年生の女の子を育てる同い年の夫と再婚。現在はステップファミリーとして5人家族で、毎日賑やかに暮らしています。

今でこそ、穏やかで幸せな毎日を送っていますが、ほんの数年前までの私は、まさに「男運最悪」のドン底にいました。

元夫からの心無い言葉でズタズタに傷ついた心。

その経験から、私は男性そのものへの強い不信感を抱くようになってしまったんです。

だから、離婚してからの5年間、私は誰ともお付き合いをしませんでした。

「どうせ次の人も、私を傷つけるに決まっている」と、心を固く閉ざしていたのです。

夜、子どもたちを寝かしつけた後、一人で声を殺して泣きながら、本気でこう思っていました。

 

「男なんて、この世からいなくなればいいのに」

 

この記事では、そんな私がどうやって「最悪」という絶望の沼から這い上がり、「最高の夫」という、人生でたった一人の大切なパートナーを見つけることができたのか。

その具体的な道のりを、私が実践した「たった3つのこと」として、過去の私の心の傷もすべてさらけ出しながら、正直にお話ししたいと思います。

 

これは、特別な才能や美貌がなくても、誰にでもできる、自分を取り戻すための約束のステップです。

大丈夫、あなたは一人じゃありません。

この記事を読み終える頃、あなたの心に重く絡みついた鎖は、きっと少しだけ軽くなっているはずです。

なぜ?バツイチ子持ちの私が「男運最悪」だと感じていた、本当の理由

夜に一人で考え込む女性のイメージ

バツイチ子持ち」というだけで、どうしてこうも幸せな恋愛から遠ざかってしまうんだろう?

当時の私は、本気で世の中を、そして自分の運命を呪っていました。

「私には、もうまともな恋愛なんてできないんだ…」

「きっと、次に好きになる人も、どうせ私を傷つける最悪な男に違いない…」

そんな風に、起きてもいない未来を悲観し、心をすり減らす毎日でした。

 

でも、今の夫と出会い、心から大切にされる経験を通して、冷静に過去を振り返ることができるようになった今。

ようやく、その「本当の理由」に気づくことができたんです。

 

それは、決してあなたが悪いわけでも、あなたの運が悪いわけでもない。

ただ、過去の傷が深すぎるあまり、あなた自身が幸せ行きの列車が来ても、怖くて乗り込めなくなってしまっていただけなのかもしれない、ということ。

 

ここでは、あなたが今感じている絶望の正体を、少しだけ客観的に、でも、誰よりも優しく解き明かしていきます。

「あなたのせいじゃない」

でも、その原因を知ることさえできれば、未来の行き先は、今この瞬間から、あなた自身の手で変えていくことができるのですから。

悩み①:「私なんかを好きになってくれるなら…」低すぎる自己肯定感が、判断を鈍らせていた

離婚を経験し、一人で子どもを育てる毎日は、想像以上に私の自信を奪っていきました。

「私は、妻としても、女性としても、失敗した人間なんだ」

そんなレッテルを、誰に言われたわけでもないのに、自分で自分に貼り付けてしまっていたんです。

仕事と育児に追われ、自分の身なりにかまう時間も余裕もない。

鏡に映るのは、いつも疲れた顔の「お母さん」。

そんな私が、誰かに「女性」として見てもらえるなんて、おこがましい。

心の底から、そう思い込んでいました。

 

だから、恋愛から5年も遠ざかっていたんです。

もし、この先誰かに優しくされたとしても、きっとまた元夫のように、いつかは私を否定するんじゃないか。

もし、誰かに「好きだ」と言われたとしても、バツイチ子持ちの私の何を知っているんだと、疑ってしまうだろう。

そんな風に、恋愛のスタートラインに立つことすら、怖くてできませんでした。

 

元夫との結婚生活で、私の自己肯定感は地の底まで落ちていました。

何をしても「お前はダメだ」と否定され続けた結果、「私は価値のない人間なんだ」と思い込むようになってしまったのです。

冷静に考えれば、そんなことはないのに。

 

「私なんかを好きになってくれる人はいない。もしいるとしたら、その人こそ何か裏があるに違いない」

この呪いの言葉が、私の心に頑丈な壁を作り、新しい出会いへの道を完全に閉ざしていました。

自己肯定感の低さは、「幸せになることを自分に許可できない」という状態に直結します。

そして、幸せを遠ざけている女性の元には、残念ながら、誠実な男性は現れにくいのです。

悩み②:「寂しい、誰かそばにいて…」心の隙間にスッと入り込んでくる男を許してしまっていた

シングルマザーの毎日は、戦いです。

日中は仕事に追われ、帰れば息つく暇もなく家事と育児。

でも、すべてが終わって、子どもたちの寝息だけが聞こえる静かな夜が訪れた時…。

ふと、どうしようもない孤独感に襲われることはありませんか?

「今日あった、ちょっとした面白いこと、誰かに話したいな」

「子どもが熱を出して不安な時、大丈夫だよって背中をさすってくれる人がいたらな」

「ただ、隣に誰かがいてくれるだけでいいのに…」

 

私は、この「寂しさ」という名の魔物に、何度も心を食い尽くされそうになりました。

そして、この心の隙間こそが、もし私が恋愛に踏み出していたら「最悪な男」を引き寄せてしまう最大の原因になっていただろうと、今なら分かります。

 

周りの友人を見ていてもそうでした。

寂しさに耐えきれず、アプリで出会った男性にすぐに夢中になってしまう。

最初は優しかった彼が、だんだんモラハラ気質を見せ始める。

でも、「この人を失ったら、また一人ぼっちになる」という恐怖から、離れられない…。

そんな話を、嫌というほど見聞きしてきました。

 

私自身、もしあの時、寂しさに負けて誰かを求めていたら、きっと同じ道を辿っていたと思います。

マメに連絡をくれて、甘い言葉をくれる男性が現れたら、きっと心を許してしまったでしょう。

そして、その優しさが偽物だと気づいた時には、もう手遅れになっていたかもしれません。

 

「寂しさ」は、人間としてごく自然な感情です。

でも、その寂しさを埋めるためだけに誰かを求めると、その弱さにつけこむ不誠実な人間を引き寄せてしまう危険がある。

恋愛をしなかった5年間、私はその事実を客観的に見つめながら、「私は絶対にそうならない」と自分に言い聞かせることで、かろうじて自分を保っていたのです。

悩み③:「この人は私がいないとダメだから…」母性が“共依存”という名の呪いに変わっていた

私たち母親は、子どものために自分を犠牲にすることに慣れていますよね。

「この子を守れるのは、私だけ」

その強い母性は、生きる上での原動力であり、何にも代えがたい素晴らしいものです。

でも、一歩間違えると、その母性は恋愛において「共依存」という、抜け出すのが非常に困難な呪いに変わってしまうことがあります。

 

今思えば、元夫との関係が、まさにそうでした。

彼は精神的に不安定な部分があり、私はいつも彼の機嫌を伺い、「私が支えてあげなきゃ」と必死でした。

彼の夢を応援し、彼の失敗を庇い、彼の感情の波をすべて受け止める。

それが「妻の役目」だと信じ込んでいました。

でも、それは健全なパートナーシップではありませんでした。

彼は私の優しさに甘え、夫としての責任から逃げる。

私は彼に尽くすことで心身ともに疲れ果て、自分の人生を生きることができなくなる。

「彼を救ってあげている」という自己満足は、実は「彼に必要とされることで、自分の価値を確かめたい」という、私自身の弱さの裏返しだったのです。

 

この経験は、私の心に深いトラウマを刻み付けました。

「もし次に誰かと付き合っても、また同じことを繰り返してしまうんじゃないか…」

「私は、ダメなを好きになってしまう星の下に生まれているんだ…」

そんな恐怖から、新しい恋に踏み出すことなど、到底考えられませんでした。

あなたのその素晴らしい母性は、あなたの人生を食い物にするようなではなく、愛する我が子と、そして何よりもあなた自身のために使われるべき、尊いエネルギーなのです。

「男は最悪」を卒業!私が最高の夫と出会うまでにした、たった3つのこと

前向きな気持ちでカフェにいる女性のイメージ

さて、ここまで読んで、もしかしたら胸がチクリと痛んだ方もいるかもしれません。

大丈夫です。

かつての私も、自分の問題点から目をそらし、ただ「運が最悪なだけ」と世の中を呪っていましたから。

でも、自分の心のクセや弱さに気づけたなら、それは絶望の終わりではなく、新しい人生の始まりの合図です。

 

ここからは、いよいよ本題。

暗く長いトンネルを抜け出し、光の差す場所へ歩き出すための、具体的なステップをお伝えします。

私が「もう二度とで泣かない」と固く心に誓い、5年ぶりに恋愛を再開し、今の最高の夫と出会うまでに、必死で、でも、ワクワクしながら実践したことは、本当にこの3つだけです。

 

どれも、最初は少しだけ勇気がいるかもしれません。

でも、震える足で一歩踏み出せば、見える景色は確実に、劇的に変わっていくことを、私が保証します。

さぁ、一緒に新しい人生の扉を、力強く開きましょう!

【ステップ1】徹底的に“自分”と向き合う。傷だらけの心を優しく手当てする時間

恋愛から遠ざかっていた5年間、私が無意識にやっていたのが、このステップでした。

元夫との関係で傷ついた心を癒し、恋愛への恐怖を乗り越えるためには、まず「自分を大切にする」時間が必要です。

それは例えるなら、大きな怪我をした後、リハビリに専念するようなもの。

まず最初にすべきことは、戦うことではありません。

安全な場所で、傷だらけになった自分の心を、これでもかというくらい優しく、丁寧に、手当てしてあげる時間です。

私はこれを「自分LOVEプロジェクト」と名付けて、徹底的に自分を甘やかしました。

 

■ ノートに、今の感情をすべて書き出す

誰にも見せる必要はありません。

元夫への怒り、自分への不甲斐なさ、将来への不安…頭の中にあるドロドロした感情を、すべてノートに書き殴りました。

「あの男、マジで最悪!」「なんで私、あんなやつのために泣いてたんだろう、バカみたい!」

言葉遣いなんて気にしません。書いているうちに、不思議と頭の中が整理されて、客観的に自分の状況が見えてくるんです。

 

■ 「自分のためだけ」の時間と予算を確保する

シングルマザーにとって、自分だけのためにお金や時間を使うのは、罪悪感があるかもしれません。

でも、ここは未来への投資だと思って、意識的に確保してみてください。

私は、月に5,000円を「つむぎ回復予算」と名付けました。

そのお金で、ずっと行きたかった美容院でトリートメントをしてもらったり、一人でカフェに入って、いつもは我慢するケーキセットを頼んだり。

たったそれだけのことなのに、「私、大切にされてる」って、心がじわーっと温かくなるのを感じました。

 

■ 子どもと一緒に、全力で笑う

最高の癒やしは、やっぱり子どもの笑顔でした。

過去のことで悩んでいる時って、つい子どもにもイライラをぶつけてしまいがち。

だからこそ、意識して子どもと向き合う時間を作りました。

一緒に公園で鬼ごっこをして息を切らしたり、お風呂でヘンな歌を大合唱したり。

お腹の底から笑っていると、「あぁ、私にはこんなに愛しい宝物があるんだった」と、一番大切なことを思い出せるんです。

 

このステップの目的は、他人に埋めてもらっていた心の隙間を、自分で満たす練習をすること。

自分で自分をご機嫌にできる女性は、最強です。

もう、誰かに幸せにしてもらおうなんて思わなくなるから。

自分で幸せになれる土台ができた時、初めて、その幸せを分かち合える素敵なパートナーが現れるのです。

【ステップ2】断固として“境界線”を引く。「最悪な男」を物理的にシャットアウトする技術

自分の心が少しずつ回復してきたら、次のステップは、二度と「最悪な男」をあなたのテリトリーに入らせないための「防御壁」を築くことです。

心理学では「バウンダリー(境界線)」と言ったりしますが、要は「自分と他人との間に、適切な距離を保つ」技術のこと。

元夫との関係で、この境界線が曖昧になってしまっていた私は、自分の心と人生を守るために、これを徹底的にトレーニングしました。

 

■ 「嫌だ」「できない」を言う練習

これは、恋愛だけでなく、職場や友人関係でも使える技術です。

理不尽なお願いをされた時、無理な誘いを受けた時。

今までは「うーん、ちょっと考えさせて…」と曖昧にしていたところを、「ごめんなさい、それはできません」とはっきり言葉にする練習です。

最初は心臓がバクバクします。でも、一度言えてしまうと、「あれ?断っても、別に世界は終わらないな」と、拍子抜けするはず。

あなたの「NO」を聞いただけで態度を変えるような相手なら、それこそがあなたの人生に必要のない人だという、最高の証拠です。

 

■ 過去の辛い関係を思い出させる連絡先を断つ

あなたを傷つけたり、利用したりした過去の人間関係、まだスマホに残っていませんか?

私は、元夫はもちろん、私を否定したり、利用したりするだけだった友人たちの連絡先も、一種の儀式のように、すべて削除しました。

物理的に繋がる手段を断つことで、「もう、あの頃の私とはさよならなんだ」と、脳にも心にも、新しい始まりを宣言するのです。

スッキリして、視界がクリアになる感覚は、想像以上に爽快ですよ。

 

■ 「私」を主語にして話す

元夫はいつも「(お前は)どうして〇〇できないんだ?」と、相手を主語にして私を非難しました。

そうではなく、「(私は)〇〇してくれると嬉しいな」

「(私は)〇〇されると、とても悲しい気持ちになる」

と、「私」を主語にして、自分の気持ち(Iメッセージ)を伝える練習をしました。

これは、相手を攻撃することなく、自分の気持ちを誠実に伝える、大人のコミュニケーション術です。

これができるだけで、これから出会う誠実な男性は、あなたの気持ちを尊重しようと努力してくれます。

もし、人間関係の悩みや、元パートナーからのDVなどで一人で抱えきれない場合は、専門の相談窓口に頼ることも、自分を守るための大切な境界線です。

【ステップ3】新しい“出会いの場”へ行く。幸せな未来が待っている場所を選ぶ勇気

自分を愛せるようになり、自分を守る境界線も引けるようになった。

ここまで来たら、あなたはもう、以前のあなたではありません。

自分軸という名の、決して揺るがないコンパスを手に入れた、新しいあなたです。

さぁ、いよいよ最後のステップ。5年ぶりに、新しい世界へ冒険に出る時が来ました。

 

正直、私も最初は怖かったです。

「また、元夫のような最悪な男に出会ったらどうしよう…」

そのトラウマは、そう簡単には消えません。

でも、私は自分にこう言い聞かせました。

「今の私なら、もう大丈夫。ちゃんと見極められる」

 

私が新しい出会いの場として選んだのは、今の夫と出会うきっかけにもなった、マッチングアプリでした。

ただし、そこには明確なルールがありました。

 

■ 「真剣度」の高い場所を選ぶ

遊び目的の人が多い無料アプリではなく、男女ともに月額料金がかかる、真剣な婚活を目的としたアプリを選びました。

お金を払ってでも真剣な出会いを求めている人は、それだけで一定のスクリーニングになります。

 

■ プロフィールに「嘘」と「媚び」を書かない

「子どもはいますが、あなたの負担にはなりません!」なんて、自分を卑下するようなことは書きませんでした。

そうではなく、「子どもたちとの賑やかな毎日が、私の宝物です」

「お互いを尊重し、穏やかな関係を築ける誠実な方との出会いを希望しています」

「自分を安売りしない」と決めた私に「いいね」をくれるのは、本当に私の生き方を理解し、尊重してくれる男性だけでした。

 

そうして出会ったのが、今の夫です。

彼は、離婚してからできた、私にとって初めての、そして唯一の恋人です。

彼もまた、私と同じバツイチ子持ちでした。

初めて会った日、彼は私の目をまっすぐ見て言いました。

「プロフィールを読んで、つむぎちゃんは、すごく正直で、芯の強い人だなって思いました。お子さんの話をする時の顔が、本当に素敵です」

涙が出そうになるのを、必死でこらえました。

私の過去も、母親であるという現実も、すべてを肯定し、受け入れてくれる人が、この世界に本当にいたんだ、と。

もう、駆け引きも、我慢も、背伸びもいらない。

ありのままの自分でいることを、心から「心地いい」と思える関係。

「男は最悪」と泣いていた私がたどり着いたのは、そんな温かくて、優しい世界でした。

まとめ|「バツイチ子持ち」の過去が、「男運最悪」の経験が、あなたを最高の未来へ導く

幸せな未来を見つめる女性のイメージ

ここまで、私の長い長い物語にお付き合いくださり、本当にありがとうございます。

今、あなたが「男は最悪」という絶望の中にいるなら、私の今日の話は、まるで遠い世界のおとぎ話のように聞こえるかもしれません。

でも、断言します。

あなたの過去は、決して無駄なんかじゃありません。

 

バツイチ子持ちであるという経験は、あなたに人の痛みがわかる優しさをくれました。

男運最悪」だった、たった一度の結婚の失敗は、あなたに人を見抜く賢さと、二度と流されない強さをくれました。

たくさんの涙を流したからこそ、あなたの心は、小さな幸せを敏感に感じ取れる、豊かで美しい土壌になっているんです。

 

過去の傷は、消えることはないかもしれません。

でも、その傷跡こそが、あなただけの、誰にも真似できない美しい模様となり、あなたの魅力を、より一層深く、輝かせるのです。

 

どうか、自分を責めないで。

どうか、未来を諦めないで。

今日お話しした3つのステップを、あなたのペースで、一つずつ試してみてください。

自分を愛し、守り、信じることができるようになった時、あなたの目の前には、必ず、あなたを心から大切にしてくれる、最高のパートナーが現れます。

 

「男は最悪」と泣いた、あの日のあなたへ。

大丈夫。

あなたの人生の主役は、他の誰でもない、あなた自身なのだから。

最高の未来は、もう、すぐそこまで来ていますよ。