敬遠してた「バツイチ子持ちの男」が、実は最高の夫だった件について。

バツイチ子持ち男性との恋愛って、正直どうなの…?」

「自分と同じ境遇だからこそ、逆に難しそう…」

「元奥さんやお子さんとの関係、経済的なこと…考えただけで、ちょっと面倒かも…」

もし、あなたが今、そんな風に思っているなら…。

すごく、すごくよく分かります。

何を隠そう、ほんの数年前の私が、全く同じことを思っていたのですから。

 

こんにちは!ライターのつむぎです。

38歳の歯科衛生士(パート)。中学1年生の息子と小学4年生の娘を育てるシングルマザー歴5年を経て、3年前に、同じくバツイチで小学5年生の女の子を育てる同い年の夫と再婚。現在はステップファミリーとして5人家族で、毎日賑やかに暮らしています。

今の夫とマッチングアプリで出会う前の私。

友人から「次に付き合うなら、どんな人がいいの?」と聞かれるたびに、こう答えていました。

「うーん、できれば初婚の人がいいな」「子どものいない、身軽な人がいいな」なんて。

自分自身が「子持ち」であることの大変さや苦労を、痛いほど知っているからこそ、これ以上、複雑な人間関係に足を踏み入れる勇気が、どうしても持てなかったんです。

 

でも、人生って本当に不思議です。

私が「ナシ」だと決めつけ、無意識に避けていた、その場所にこそ、最高の宝物が隠されていました。

この記事では、かつての私のように「バツイチ子持ち男性」を少しだけ敬遠してしまっているあなたへ。

私が実際に彼と家族になってみて気づいた、想像を絶するほどの魅力と、彼らが「最高の夫」になり得る理由を、私の実体験を交えながら、赤裸々に語りたいと思います。

これは、机上の空論ではありません。

私が、私の家族が、毎日肌で感じている、温かい現実の物語です。

この記事を読み終える頃、あなたの恋愛の選択肢は、もっと自由に、もっと豊かに、そしてキラキラと輝き始めているはずです。

【正直な話】私が「バツイチで子持ちの男」を敬遠していた3つの理由

再婚相手も、私と同じバツイチ子持ちでした イメージ

「同じ境遇だから、気持ちを分かってくれるはず」

…頭では、そう思おうとするんです。

シングルマザーとしての孤独や、育児と仕事の両立の大変さ。

きっと、同じ経験をした彼なら、誰よりも深く共感してくれるに違いない、と。

でも、いざリアルな恋愛対象として考えると、なぜか心がブレーキをかけてしまう。

「いやいや、待てよ…」と、たくさんの不安要素が頭の中を駆け巡る。

シングルマザーとして再婚を考えた時、多くの女性がこのジレンマに陥るのではないでしょうか。

私も、今の夫と出会うまでは、このブレーキを力いっぱい踏み込んでいました。

無意識のうちに「バツイチ子持ち男性」というカテゴリーを、自分の恋愛対象からそっと外していたんです。

ここでは、そんな私が抱いていた、今思えばただの“偏見”でしかなかった3つの大きな不安について、包み隠さず、正直にお話しします。

「そうそう!私もそれが一番心配なの!」と、きっとあなたも何度も頷いてしまうはずです。

悩み①:「元嫁・養育費・面会」…私と子供が入り込む隙、ある?

これが、一番大きな壁でした。

バツイチという過去は、決してゼロにはなりません。

特に、彼に子どもがいる場合、その関係は一生続きます。

頭に浮かぶのは、3つのリアルな問題。

「元奥さんとの関係」

(子どものことで、まだ頻繁に連絡を取り合っているのかな…)

(どんな人なんだろう…私、比べられたりしないかな…)

(もし、元奥さんが再婚をよく思っていなかったら…)

「養育費という金銭問題」

(毎月の養育費って、結構な金額だよね…)

(私たちとの新しい生活に、経済的な余裕は生まれるのかな…)

(私や、私の子供のために使うお金を、彼に申し訳なく感じてしまうかも…)

「子どもとの面会交流」

(週末は、元奥さんのところにいるお子さんと会うのが優先になるのかな…)

(私と私の子供と過ごす時間は、後回しにされちゃうんじゃないか…)

考えれば考えるほど、ネガティブな妄想が止まらなくなります。

すでに完成している「彼と元家族との関係」という、強固なトライアングル。

その中に、私と私の子供が、後からおそるおそる「お邪魔します…」と入っていくようなイメージ。

そこには、私たちが幸せになれるだけのスペースが、果たして残されているのだろうか?

そんな、息苦しさにも似た不安を感じていました。

悩み②:「うちの子が一番」になるのは当然。私の子供を同じように愛せる?

これは、シングルマザーなら誰もが抱く、根源的な不安だと思います。

私たちにとって、自分の子どもは、目に入れても痛くない、宇宙で一番大切な宝物です。

それは、相手の男性にとっても、全く同じこと。

お互いに、自分の子どもが一番可愛いのは、親として当たり前の感情です。

だからこそ、怖い。

彼が、私の子供たちを、本当の意味で受け入れ、愛してくれるのだろうか?

愛情の量に、あからさまな差が生まれてしまったら?

何気ない一言で、私の子どもが「自分は本当の子じゃないんだ…」と、寂しい思いをしてしまったら?

逆に、私も彼の連れ子を、自分の子と全く同じように愛せるだろうか?

いわゆる「ステップファミリー」の難しさについては、本やネットで嫌というほど情報を目にします。

「連れ子との関係がうまくいかずに、結局また離婚してしまった…」

そんな話を聞くたびに、胸が締め付けられるようでした。

大人の恋愛の都合で、これ以上、子どもたちを傷つけることだけは、絶対にしたくない。

その強い思いが、同じように子持ちである男性との恋愛に対して、私を臆病にさせていたんです。

「愛せる自信がない」のではなく、「もし愛せなかったら、もし愛されなかったら、その時、子どもたちが可哀想だ」という、母親としての責任感が、大きな壁となって立ちはだかっていました。

悩み③:「恋愛」より「父親」が優先?女性として見てもらえないのかも…

シングルマザーとして5年間、がむしゃらに働いて、子どもたちを育ててきました。

その間、私の肩書きは常に「母親」であり「労働者」。

「女」である自分は、心の奥底に、固くフタをして閉じ込めてきたような感覚でした。

だからこそ、もし次に誰かと恋愛をするなら、その人には、ちゃんと私を「一人の女性」として見て、愛してほしい。

そう切実に願っていました。

でも、相手が子持ち男性だった場合、どうだろう?

彼の生活の中心は、当然、彼の子どもです。

仕事が終われば、子どものお迎えに行き、ご飯を食べさせ、お風呂に入れ、寝かしつける。

そのルーティンは、私と全く同じはず。

じゃあ、私たち二人が「恋人」として過ごす時間は、一体どこにあるんだろう?

子どもを預けて、二人きりでロマンチックなディナー…なんて、夢のまた夢じゃないか?

ドキドキするような恋愛関係というよりは、お互いの子育ての悩みを相談し合う「ママ友」ならぬ「パパママ友」?

もっと言えば、お互いの足りない部分を補い合う、単なる「共同生活者」や「協力者」で終わってしまうのではないか…。

もちろん、それも一つのパートナーの形かもしれません。

でも、私は諦めきれなかった。

「ママ」である前に、一人の「つむぎ」という女性として、愛されたい。

その願いを叶えてくれるのは、きっと、もっと身軽で、私だけに時間をたっぷり使ってくれる男性なのではないか、と。

そんな風に、自分勝手な期待を抱いてしまっていたのです。

【人生が変わった】バツイチ子持ちの男が「最高の夫」になる、本当の理由

再婚相手も、私と同じバツイチ子持ちでした イメージ

私が頑なに抱え込んでいた、これらの3つの大きな不安。

それは、今の夫と出会い、ゆっくりと関係を育み、そして「家族になる」という大きな決断をするプロセスの中で、まるで春の雪のように、ひとつ、またひとつと、温かく溶けていきました。

そして、私は気づいたんです。

私が「絶対に無理」「複雑すぎる」と決めつけていたデメリットは、実は最高のメリットの“裏返し”だったのだと。

バツイチ子持ち」という、一度は人生のどん底を味わった経験。

それは、決してただの傷跡ではありませんでした。

その経験こそが、一人の男性を、驚くほど思慮深く、愛情豊かで、そして何よりたくましいパートナーへと成長させてくれる、最高のスパイスだったのです。

ここからは、私の人生を180度、鮮やかな色に変えてくれた、彼の持つ“神スキル”とも呼びたいくらいの素晴らしい魅力について。

実際に私が心を揺さぶられたエピソードと共に、今度は私が、あなたに熱く、熱く語らせてください!

きっと、あなたの「敬遠」は「興味」に、そして「期待」に変わっていくはずです。

【神スキル①】女性と子供への「圧倒的理解力」。言葉にしなくても伝わる安心感

これは、初婚の男性や、子どものいない男性には、決して持ち得ないスキルだと断言できます。

彼らは、身をもって知っているんです。

仕事と育児を一人で両立させることの、尋常じゃない大変さを。

ホルモンバランスに振り回される、女性の心と体の複雑さを。

そして、予測不能な動きをする子どもという生き物の、理不尽さと、それ以上の愛おしさを。

夫と付き合い始めて間もない頃、私が仕事で大きなミスをしてしまい、心身ともにヘトヘトになって家に帰った夜のこと。

子どもたちの前では気丈に振る舞っていましたが、彼との電話で、つい弱音を吐いてしまいました。

「もうダメかも…私、母親としても、社会人としても失格だ…」

もし、これが恋愛経験の浅い男性だったら、「大丈夫だよ!元気出して!」と、ポジティブな言葉で励ましてくれたかもしれません。

でも、彼は違いました。

電話の向こうで、私の言葉を、ただ黙って、静かに聞いてくれた後、こう言ったんです。

「そっか。今日はもう、何も考えなくていいよ。頑張らなくていい。つむぎちゃんは、毎日、俺には想像もつかないくらい頑張ってるんだから。今はただ、あったかくして、ゆっくり休んで」

その言葉に、どれだけ救われたか分かりません。

安易な励ましじゃない。「俺は、君の大変さを理解しているよ」という、深い共感に基づいた、最高の処方箋でした。

また、子育てにおいても、彼の理解力は神レベルです。

子どもが急に熱を出して、デートをドタキャンしても、「お、きたね!あるあるだよね。気にしないで、子どものそばにいてあげて」と笑ってくれる。

私の息子が、彼に対して人見知りを発動して、そっけない態度をとっても、「大丈夫。男の子って、そういう時期あるから。俺もそうだったし。ゆっくり、彼のペースでいいよ」と、焦らずに見守ってくれる。

「いちいち説明しなくても、分かってくれる」

このストレスフリーな関係性は、毎日を戦いのように生きる私たちシングルマザーにとって、何にも代えがたい、最高の心のセーフティーネットになるのです。

【神スキル②】「家族」をゼロから築く覚悟。困難を共に乗り越える“戦友”になれる

一度、結婚に失敗し、「家族」という形を失った痛みを知っている男性は、新しい家族を築くことに対して、驚くほど真剣で、覚悟が据わっています。

「好きだから、一緒にいようよ」

そんな、フワフワした恋愛感情だけでは、家庭は成り立たない。

生活には、お金も、忍耐も、お互いへの思いやりも、すべてが必要なのだということを、現実として知っているからです。

私と夫が再婚を決意し、一緒に暮らし始める前のこと。

彼は、一冊の分厚いノートを用意してきました。

そこには、彼が考えた、新しい家族のルールや、お金の管理方法、そしてお互いの子どもたちへの接し方について、びっしりと彼の考えが書き込まれていました。

「俺は、もう二度と、大切な家族を失いたくないんだ。だから、つむぎちゃんとは、どんな小さなことでも、ちゃんと話し合いたい。カッコ悪いかもしれないけど、これは、俺なりの覚悟なんだ」

そう言って、少し照れくさそうにノートを差し出す彼を見て、私は確信しました。

この人となら、大丈夫だ、と。

私たちは、その日から、何度も何度も、時間をかけて話し合いました。

お金のこと。家事の分担のこと。

私の子供たちのこと。彼の娘さんのこと。

時には、意見がぶつかることもありました。

でも、彼は決して、その話し合いから逃げなかった。

それは、ただの甘い恋人同士の会話ではありません。

これから、「家族」という名の一つのチームになるための、真剣な作戦会議でした。

恋愛のドキドキやトキメキも、もちろん大切です。

でも、それ以上に、「この人となら、どんな困難や問題が起きても、一緒に手を取り合って乗り越えていける」という、“戦友”のような深い信頼感。

それこそが、長い人生を共にするパートナーとして、最も尊い絆なのではないでしょうか。

ステップファミリーの形成は、決して簡単な道のりではありませんが、このような国の支援情報などを参考にしながら、二人で乗り越えていく覚悟が彼にはありました。

【神スキル③】完璧じゃない自分を知っている「謙虚さ」。だから、心から感謝を伝えてくれる

離婚という経験は、辛く、苦しいものです。

でも、その経験は、人に「謙虚さ」という、素晴らしい美徳を与えてくれることがあります。

自分の至らなさ、弱さ、未熟さ。

離婚の過程で、誰しもが、そんな自分自身と嫌でも向き合うことになるからです。

だからこそ、彼らは相手に完璧を求めません。

そして、自分の隣にパートナーがいてくれること、新しい家庭があることの「当たり前じゃない奇跡」を、心の底から理解しています。

私の夫は、毎日、本当にたくさんの「ありがとう」を私に伝えてくれます。

私が夕食を作れば、「今日も美味しいご飯をありがとう。つむぎちゃんが作ってくれるご飯が、一日で一番の楽しみだよ」。

私が彼の娘の髪を結んであげれば、「ありがとう。俺じゃ、こんなに可愛くしてやれないから、本当に助かるよ」。

私がただ、隣で笑っているだけで、「つむぎちゃんが笑ってくれてると、俺、すごく幸せな気持ちになるんだ。いつも、ありがとうね」。

 

その言葉の一つ一つに、お世辞や社交辞令は一切ありません。

一度は失った「温かい家庭」というものが、今、目の前にあることへの、心からの感謝が溢れているんです。

そして、そんな風に毎日感謝を伝えられていると、不思議なことに、私の方も、彼への感謝の気持ちがどんどん湧き上がってきます。

「こちらこそ、いつもお仕事頑張ってくれてありがとう」

「私の子どもたちと、根気強く向き合ってくれてありがとう」

「私を、また一人の女性として愛してくれて、ありがとう」

お互いを尊敬し、感謝し合う「ありがとう」のキャッチボール。

これこそが、家族の絆を、ダイヤモンドよりも固く、そして温かいものにしてくれる魔法の言葉なのだと、彼と出会って初めて知りました。

根拠のないプライドや見栄ではなく、自分と相手の不完全さを受け入れた上での、深い優しさと謙虚さ。

これぞ、大人の男性が持つ、最高の魅力です。

まとめ|敬遠してた「バツイチで子持ちの男」は、同じ痛みを知る“運命の相手”だった

再婚相手も、私と同じバツイチ子持ちでした イメージ

ここまで、私の長い長い、そして少し熱すぎるくらいの惚気話(笑)にお付き合いくださり、本当にありがとうございます。

ほんの数年前まで、私もあなたと同じように、「バツイチ子持ち男性」という存在を、心のどこかで敬遠していました。

複雑な過去、子どもとの関係、経済的な不安…。

考えれば考えるほど、そのハードルは高く、険しいものに思えていました。

でも、今なら自信を持って言えます。

彼らが持つ、

  • 女性と子供への「圧倒的理解力」
  • 「家族」をゼロから築く覚悟
  • 完璧じゃない自分を知っている「謙虚さ」

これらの「神スキル」とも言える魅力は、私が恐れていたデメリットを、補って余りあるほどの、かけがえのない宝物でした。

そして、これらの強さや優しさは、すべて、彼が「バツイチ子持ち」であるという、その経験から生まれてきたものなのです。

一度深く傷つき、愛を見失った痛みを知っているからこそ、人の痛みがわかる。

守るべきもののために、自分のすべてを捧げた経験があるからこそ、本当の愛の形を知っている。

もし、今、あなたの目の前に、同じ境遇の男性が現れたとしたら。

それは、ただの偶然ではないのかもしれません。

どうか、「バツイチだから」「子持ちだから」という偏見のフィルターを、そっと外してみてください。

そして、一人の人間として、彼の本質を、その心を見てあげてください。

そこには、あなたと同じ痛みを知り、同じ夢を描き、そして、あなたのすべてを、お子さんのすべてを、丸ごと抱きしめてくれる、“運命の相手”が立っているかもしれませんよ。

あなたのシングルマザーとしての経験は、最高のパートナーシップを築くための、最高の才能なのですから。