「私、このままずっと一人なのかな…」
子供のあどけない寝顔を見ながら、何度そうつぶやいて涙をこらえたか分かりません。
仕事と育児に追われる毎日。
朝から晩まで全力疾走で、気づけば自分のことはいつも後回し。
心のどこかで「私の人生、このままなのかな」なんて、諦めにも似た気持ちを抱えていませんか?
かつての私も、全く同じでした。
5年間、女手ひとつで息子と娘を育ててきた、38歳のつむぎと申します。
でも、もし今、あなたが同じようにうつむいているなら、顔を上げてほしいんです。
大丈夫。未来は、ほんの少しの勇気で大きく変わるんです。
この記事では、5年間ワンオペ育児に奮闘したバツイチ子持ちの私(つむぎ)が、最高のパートナーと出会い、子供たちの笑顔があふれる毎日を手に入れるまでの物語。
そして、あなたが「私も幸せになりたい!」と思ったときに、今日から試せるヒントを、私の実体験を交えながらたっぷりお伝えします。
読み終わる頃にはきっと、「私の未来も、捨てたもんじゃないかも!」とワクワクしているはずですよ。
【体験談】バツイチ子持ちの私が再婚を決意!「結婚してよかった」と涙した5つの瞬間

シングルマザー時代は、まさに”戦場”でした。
朝は誰よりも早く起きて、子供たちを叩き起こし、ご飯を食べさせ、保育園へ。
そこから満員電車に揺られて職場へ向かい、正社員として息つく暇もなく働く毎日。
歯科衛生士の仕事は好きだったけれど、心身ともにクタクタ。
夜は夜で、お迎え、夕飯、お風呂、寝かしつけ…と怒涛の時間が過ぎていきます。
自分の時間なんて1秒もなくて、心も体もいつもギリギリの状態でした。
そんな私が彼と再婚して、「ああ、結婚して本当によかったな」と心から感じた瞬間が、いくつもありました。
ここでは、特に私の胸を熱くしたエピソードの中から、3つを厳選してお話ししますね。
『お金がない…』一人で抱えた経済的な不安が”心の余裕”に変わった日
シングルマザー時代、私を一番苦しめていたのは、間違いなく経済的な不安でした。
正社員として必死に働いても、家賃、光熱費、食費、保育料…と、お金はあっという間に消えていく。
給料日前になると、いつも通帳の残高とにらめっこ。
「来月、息子の給食費、払えるかな…」
「娘が欲しがってるあのおもちゃ、買ってあげられないな…ごめんね…」
子供たちに惨めな思いをさせたくない一心で、自分の服は何年も買わず、ランチはいつもおにぎり一つ。
それでも、心の奥には常に「もし私が病気で倒れたら、この子たちはどうなるんだろう」という恐怖が渦巻いていました。
~再婚して、初めての給料日~
再婚を機に、私は正社員からパートに働き方を変えました。
彼が「これからは一人で背負わなくていいんだよ。もっと子供たちとの時間を大切にして」と言ってくれたからです。
そして迎えた、再婚後初めての給料日。
私はパート代が入った自分の通帳を、彼は彼のお給料が入った通帳をテーブルに並べました。
「よし、今月から家族のお金はこっちの口座にまとめよう!つむぎちゃんも、ここから自由に使っていいからね」
そう言って彼が見せてくれた通帳には、私が一人で稼いでいた頃には見たこともないような金額が記されていました。
それを見た瞬間、ぶわっと涙が溢れてきたんです。
「ああ、もう私、一人でカツカツしなくていいんだ…」
お金が全てじゃないと分かっています。
でも、経済的な安定がもたらしてくれる“心の余裕”は、想像以上のものでした。
その日を境に、私は値段を気にせずスーパーで果物をカゴに入れられるようになり、子供たちに「これ買って!」と言われた時、「いいよ!」と笑顔で答えられるようになったのです。
この安心感こそ、私が「結婚してよかった」と最初に実感した宝物でした。
厚生労働省の調査によると、母子家庭の平均年間収入は、様々な支援制度があってもなお、全世帯平均の半分以下というデータがあります。
多くのシングルマザーが、かつての私と同じように、見えない不安と戦っているのだと思います。
『もう一人で頑張らなくていい』大人のパートナーがいるという絶大な安心感
経済的な不安と同じくらい、シングルマザー時代に辛かったのが“孤独”でした。
嬉しいことがあっても、悲しいことがあっても、それを分かち合える大人が家にいない。
仕事の愚痴も、子供の成長の喜びも、全部自分の中に溜め込んでいくしかない。
特にしんどかったのが、子供が熱を出した時です。
ぐったりしている子供の背中をさすりながら、スマホで何度も「子供 熱 下がらない」と検索する。
「このままどうかなっちゃったらどうしよう…」という不安と、仕事を休まなければいけない申し訳なさで、胸が張り裂けそうになる。
あの心細さは、経験した人にしか分からないかもしれません。
~娘が夜中に熱を出した夜~
再婚して半年ほど経ったある夜、下の娘が急に40度の高熱を出しました。
「ママ、頭が痛い…」と泣きじゃくる娘。
シングル時代なら、私はパニックになりながら一人で救急病院を探し、もう一人の息子をどうするかで悩み、絶望的な気持ちになっていたはずです。
でも、その夜は違いました。
異変に気づいた夫がすぐに起きてきて、
「つむぎちゃんは娘ちゃんについててあげて。俺、救急相談に電話して、病院探すから!」
と冷静に対応してくれたのです。
彼はすぐに病院を見つけてくれ、「俺が運転していくから、息子くんのことはつむぎちゃんのお母さんにお願いしよう」と段取りを組んでくれました。
病院の待合室で、不安で震える私の手を、彼は黙って握りしめてくれました。
その温かい手の感触を感じながら、私は「ああ、もう私は一人じゃないんだ」と、心の底から実感したのです。
幸い娘はただの風邪ですぐに回復しましたが、あの夜の夫の頼もしさと安心感は、一生忘れることはないでしょう。
「大丈夫だよ」
その一言をかけてくれるパートナーがいるだけで、世界はこんなにも違って見えるんだと知りました。
『ママ、笑ってるね』子供の些細な一言が教えてくれた本当の幸せ
シングルマザー時代、私はいつも何かに追われ、眉間にシワを寄せていた気がします。
心から笑う余裕なんて、ほとんどありませんでした。
子供たちのことはもちろん愛していました。
でも、「私がしっかりしなきゃ」というプレッシャーが常に私を支配していて、母親であることの”責任”ばかりを感じていました。
子供たちは、そんな私の状態を敏感に感じ取っていたのかもしれません。
どこか、私の顔色をうかがうような素振りを見せることもありました。
~家族4人(当時)で出かけた、初めての公園~
彼と再婚してすぐの週末、私たちは4人で近所の大きな公園に出かけました。
彼は、私の息子と思いっきりサッカーをしてくれ、娘とはシャボン玉を追いかけて走り回ってくれました。
その光景をベンチに座って眺めていた時、自然と笑みがこぼれている自分に気づきました。
「ああ、なんて幸せなんだろう…」
一人だったら、子供二人を同時に見るのは大変で、こんなにのんびりした気持ちにはなれなかったはずです。
夢中で遊ぶ子供たちと彼の姿を見て、心がポカポカと温かくなりました。
その時、シャボン玉を追いかけるのに飽きた娘が私のところに駆け寄ってきて、こう言ったんです。
「ママ、最近よく笑ってるね。嬉しい!」
その一言に、私はハッとさせられました。
そして、涙が止まらなくなりました。
子供が一番見たかったのは、立派な母親の姿なんかじゃない。
ただ、笑っているママの顔だったんだ、と。
私が幸せでいることが、子供たちの幸せに直結する。
頭では分かっていたつもりでしたが、この時、心で理解できたのです。
私の笑顔が増えたことこそ、子供たちにとって最高のプレゼントだったのかもしれません。
バツイチ子持ちの私が再婚して、心から「よかった」と思えたのは、この瞬間のためだったんだとさえ思いました。
バツイチ子持ちの再婚、不安ですよね?「結婚してよかった」と思える家族になるためのヒント

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
再婚して幸せな毎日を送っている私ですが、もちろん、そこに至るまではたくさんの不安や葛藤がありました。
「子供たちは新しい環境に馴染めるだろうか」
「相手の連れ子さんと、うまくやっていけるだろうか」
「そもそも、私なんかがもう一度幸せになれるんだろうか」
そんな風に、見えない未来に怯えていた時期もあります。
でも、一つ一つの不安としっかり向き合ったからこそ、今の幸せがあるんです。
ここでは、バツイチ子持ちの再婚で誰もがぶつかるであろう”壁”と、それを乗り越えるための具体的なヒントをお伝えします。
ステップファミリーのリアル。連れ子との”微妙な距離感”を乗り越え本当の家族になるまで
私の再婚は、ただの結婚ではありませんでした。
彼にも、私の一つ下の学年になる娘さんがいたのです。
つまり、私たちは3人の子供たちと共に“ステップファミリー”になるということ。
もちろん、不安はありました。
私の子供たちは彼にすぐに懐いてくれましたが、彼の娘さん…つまり、私の義理の娘になる女の子は、最初、私に対してすごく警戒していました。
無理もありません。
突然現れた「パパの彼女」であり、新しい「お母さん」になるかもしれない存在。
彼女の心の中は、きっと複雑だったと思います。
最初の頃、彼女は私のことを完全に無視。
話しかけても「…うん」としか答えてくれない。
食卓は、なんとも言えない気まずい空気が流れていました。
正直、心が折れそうになったこともあります。
「私、この子と仲良くなれないかもしれない…」
そんな弱音を夫に吐いたこともありました。
でも、夫はいつもこう言ってくれました。
「焦らなくていいよ。つむぎちゃんのペースで、ゆっくりでいい。あの子も、きっと分かってくれる時がくるから」
その言葉に励まされ、私は決めました。
「お母さんになろうとしない。まずは、信頼できる大人になろう」と。
- 絶対に”比べない”:自分の子供と比べるような言動は絶対にしませんでした。「うちの子はこうなのに」は禁句です。
- 二人だけの時間を作る:夫や他の子供たちがいない時に、「今度、二人でクレープでも食べに行かない?」と誘ってみました。最初は断られましたが、何度か誘ううちに、一緒に出かけてくれるようになりました。そこで、学校の話や友達の話を、ただひたすら「うんうん」と聞きました。
- 彼女の”ママ”を尊重する:彼女には、別に暮らす大切なお母さんがいます。その存在を絶対に否定せず、「ママはどんな人なの?」と、私から話題に出すこともありました。あなたのママも、あなたのパパも、私も、みんながあなたの味方だよ、と伝えたかったのです。
そんな日々が1年ほど続いたある日、奇跡が起こりました。
学校で使う裁縫セットのデザインを、彼女が私に相談しに来てくれたのです。
「つむぎさん…どっちのデザインがいいと思う?」
それまで「あの…」としか呼ばれたことがなかったのに、初めて「つむぎさん」と名前を呼んでくれた。
たったそれだけのことなのに、嬉しくて嬉しくて、涙が出そうになるのを必死でこらえました。
今では、学校であったことを一番に私に話してくれたり、一緒に買い物に出かけたりと、本当の娘のように大切な存在です。
ステップファミリーは、血の繋がりだけが家族じゃないことを教えてくれます。
時間をかけて、少しずつ、ゆっくりと。
それが、新しい家族のカタチを築く一番の近道なのかもしれません。
後悔しないために!再婚前に彼と絶対に話し合っておくべき約束事リスト
「好き」という気持ちだけで突っ走ってしまうと、後で「こんなはずじゃなかった…」となりかねないのが、子連れ再婚の難しいところです。
私と夫は、再婚を決める前に、何度も何度も話し合いを重ねました。
子供たちがいるからこそ、絶対に失敗したくなかったからです。
もしあなたが今、再婚を考えているお相手がいるなら、ぜひ以下の点について、一度じっくり話し合ってみてください。
少し気まずい話題もあるかもしれませんが、ここを曖昧にしないことが、未来の幸せに繋がります。
- お金の管理はどうする?:お財布は一つにするのか、別々にするのか。生活費の分担、子供の教育費や養育費、お小遣いのルールなど、具体的にお金の流れを明確にしておきましょう。我が家は、生活費用の共同口座を作り、そこにお互いが決まった額を入れる方式にしています。
- 家事・育児の分担は?:「言わなくても分かるだろう」は危険です。「料理は私、ゴミ出しはあなた」のように、大まかなルールを決めておくだけでも、後の不満を防げます。特に、お互いの子供の面倒を見る比率なども、思いやりを持って話し合えると良いですね。
- 子供との関わり方・教育方針は?:これが一番重要かもしれません。お互いの子供を、自分の子供と同じように叱れるか?褒められるか?習い事や進学についての考え方は合うか?もし意見が食い違った時、どうやって解決していくか?「子供のことは、必ず二人で相談して決める」というルールは必須です。
- 元パートナーとの関係は?:子供がいる以上、元夫や元妻との関わりが完全になくなることは稀です。面会交流の頻度やルール、養育費のやり取りなどについて、お互いに理解し、尊重できる関係を築けるかは非常に重要です。隠し事をせず、オープンに話し合える相手かを見極めましょう。
- お互いの親族との付き合い方は?:新しい家族が増えるということは、付き合う親戚も増えるということ。どのくらいの頻度で会うのか、どんな関係を築きたいのか、お互いの希望をすり合わせておきましょう。
これらの話し合いを面倒くさがらず、真剣に向き合ってくれる男性なら、きっとあなたと子供たちを幸せにしてくれるはずです。
『私なんてもう…』と諦めていた私が最高のパートナーと出会えた奇跡の方法
ここまで読んで、「つむぎさんは素敵な人と出会えてよかったね。でも私には…」と思っている方もいるかもしれません。
分かります。
私も、シングルマザーになってからの5年間、彼氏なんて一人もできませんでした。
毎日が仕事と育児だけで終わり、新しい出会いの場に行く時間も気力もない。
「バツイチで子持ちの私なんて、誰も相手にしてくれないだろう」
本気でそう思い込んでいました。
そんな私が、今の夫とどこで出会ったか。
少し恥ずかしいのですが、それはマッチングアプリでした。
最初はすごく抵抗がありました。
「危なくないかな?」「変な人だったらどうしよう…」って。
でも、ある日、職場の後輩にこう言われたんです。
「つむぎさん、今の時代、出会いがないって嘆いてるだけじゃ何も始まらないですよ!アプリなら、家にいながら素敵な人探せるじゃないですか!」
その言葉に背中を押され、勇気を出して登録してみることにしたんです。
これが、私の人生を大きく変える転機となりました。
- プロフィールに正直に書く:離婚歴があること、子供がいること(年齢と性別も)は、最初に全て正直に書きました。これを隠して会っても、後で言うのが気まずくなるだけ。最初から受け入れてくれる人だけに絞った方が、結果的に効率的です。
- 写真は”笑顔”で”子供と一緒”もアリ!:キメキメの自撮りよりも、自然な笑顔の写真の方が好印象です。私は、子供と公園で遊んでいる時の、くしゃっと笑った写真をメインにしました。「子供を大切にしているんだな」という人柄が伝わったようです。
- 相手のプロフィールを熟読する:「子供好き」「家族を大切にしたい」といったキーワードが書かれているか、相手にも離婚歴や子供がいるかをしっかりチェックしました。同じ境遇の人だと、話が弾みやすいです。
今の夫も、同じようにバツイチで娘さんがいる人でした。
だからこそ、私の悩みや大変さを、言葉にしなくても理解してくれたんです。
初めてメッセージを交換した時から、不思議なくらいに話が合いました。
もし、あなたが「出会いがない」と悩んでいるなら、騙されたと思って試してみてほしいんです。
もちろん、慎重に相手を見極める必要はあります。
でも、家と職場の往復だけでは絶対に巡り会えなかったような、素敵な出会いが待っているかもしれません。
一歩踏み出す勇気が、未来の扉を開けてくれるはずです。
【まとめ】バツイチ子持ちだからこそ「結婚してよかった」と心から思える未来が待っている

ここまで、私の体験談と、幸せな再婚を掴むためのヒントをお話ししてきました。
シングルマザーとしての5年間は、本当に辛く、孤独な道のりでした。
でも、あの時間があったからこそ、今の幸せがあるんだと断言できます。
一度離婚を経験したからこそ、パートナーがいることのありがたみが分かる。
一人で子育てをする大変さを知っているからこそ、一緒に子育てをしてくれる存在を心から尊敬できる。
お金で苦労した経験があるからこそ、何気ない日常にある豊かさに感謝できる。
バツイチであることも、子供がいることも、決してあなたのハンデではありません。
それは、あなたを強く、優しく、思慮深い人間に成長させてくれた、かけがえのない経験なのです。
その経験に裏打ちされたあなたの魅力は、必ず誰かの心に響きます。
だから、「私なんて」と諦めないでください。
バツイチ子持ちのあなただからこそ、「結婚してよかった」と、誰よりも深く、温かく感じられる日が、きっと訪れます。
子供の笑顔、そして何より、あなた自身の笑顔が輝く未来は、すぐそこまで来ていますよ。
最後に、今、この記事を読んでくれているあなたへ。
シングルマザーとして毎日頑張っているあなたは、本当に、本当にすごいです。
朝、子供より早く起きて、夜、子供が寝た後に残った家事を片付ける。
仕事で疲れていても、子供の前では笑顔でいる。
そんなあなたの頑張りを、私は知っています。
どうか、自分をたくさん褒めてあげてください。
そして、「私なんて」と自分の可能性に蓋をしないでください。
勇気を出して一歩踏み出せば、想像もしていなかったような、温かくて幸せな未来が待っているかもしれません。
この記事が、あなたの背中をそっと押すきっかけになれたら、心から嬉しく思います。
応援しています!